女性がキャリアアップを考える場合、まずはキャリアアップができる環境であるかどうかを考えた方が良い。女性が社会進出できるようになった現代であっても、未だに男性優位の古い体質が残っているところはある。そのようなところでは、女性のキャリアアップは見込めないだろう。そのため、会社と業界の両方で女性がキャリアアップをしている前例があるかどうかを確かめることが重要だ。もちろん、女性がキャリアアップをしていない会社や業界でも、実力さえあれば自身が第1号になれる可能性もないとは言えない。しかし、そのためには多大な労力が必要である上に、失敗するリスクが高い。可能であれば、女性がキャリアアップした前例がある会社や業界を選んだ方が無難だ。
そして、当然実力も身に付けなければならない。専門職としてキャリアを積むのか、管理職になるのかは人それぞれだが、いずれもキャリアアップのためには実力が重要になる。専門職であれば技術力、管理職はマネージメント力を中心に、他の人よりも抜きんでた能力が必要である。そのため、キャリアアップをしたいと思った段階で、キャリアアップに欠かせない勉強は始めた方が良い。また、具体的にどうやってキャリアアップをするのが、現実的なイメージを持つことが大切だ。そのためには、身近にいる例を参考にするのが効率的である。目指したいキャリアに就いている人が入れば、その人に教えを請うと良いだろう。その場合は相手の性別は関係なく、男性であっても参考にはできる。